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    WINTER SOLDIER #4-5

    WRITER:ED BRUBAKER, ARTIST:BUTCH GUICE

    ラトベリア大使館のドクター・ドゥームと面会したバッキーは、彼にマダム・ルシアの情報を伝え、起動されたドゥームボットの行方を探査してもらうことに。ドゥームボットが今まさに国連ビルにいることを確認したバッキーとドゥームは、ドゥームが大使館内で密かに建造していたジェット機を使って国連ビルに乗り込む。
    ドゥームボットを破壊し、ゼファイア計画が生んだ兵士のひとりアーケイディの身柄を確保したバッキー達だったが、マダム・ルシアの真の狙いはドゥームボットに記録されていた、ラトベリアの秘密核ミサイルサイロの発射コードであったことを知る。急ぎドゥームの手でテレポートを行い、ラトベリアの核サイロへ向かったバッキー、ドゥーム、そしてブラックウィドーの三人は、レッドゴーストの配下のゴリラたちと戦い、マダム・ルシアを倒す。バッキーはミサイルの制御室で、ゼファイア計画の生んだ兵士ドミトリと対峙し、彼を説得しようとするが、聞く耳を持たないドミトリをやむなく殺害する。
    一件落着となった今回の事件だったが、レッドゴーストはいずこかへ逃走し、またマダム・ルシアの口からは意外な事実が語られる。彼女たちはゼファイア計画の三人の兵士の起動コードを手に入れたはずだったが、最後の一人、レオ・ノヴォコフは彼らが眠りから目覚めさせる前に行方不明となっていたのだ…

    ロンゲスト・ウィンター編完結。常識人であるバッキーといかにもコミック的な尊大さを持つドクター・ドゥームとの組み合わせが楽しい。秘密裏に作戦を遂行しようとするバッキーに対して、あくまで自分のやり方を貫くドゥームの姿勢というか、本人にとっては自然な態度が噛み合っていないのがポイントだね。
    ドゥームの存在感に押されてちょっと影の薄い感があるバッキーだけれども、同じ冷戦時代の遺産としてドミトリを説得しようとする場面が印象的。彼の語る新しい世界を受け入れられないまま、ドミトリは死んでしまったように見えるのだけれども、その後で彼は核攻撃を行う命令に従わなかったことがわかる。冷戦時代に生きた彼にも越えてはいけない一線があり、それを守りながらも古い生き方に殉じるしか道がなかった。これは、キャップの前で記憶を取り戻した後、コズミックキューブもろとも自分を消し去ろうとしたバッキーにとって、自分と重なるものがあったんじゃないかなあ、と思う。
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    WINTER SOLDIER #2-3

    WRITER:ED BRUBAKER, ARTIST:BUTCH GUICE

    ラトベリア大使館の目の前でドクター・ドゥームが狙撃される事件が発生し、バッキーとブラックウィドウは緊急呼び出しを受ける。狙撃手がゼファイア計画でバッキーに教育された三人のうちのひとり、アーケイディであることを確認したバッキーは、ニック・フューリーから得た情報を元に、ヒーロー達の技術を闇市場に流しているオークションに乗り込む。彼はゼファイア計画の三人が眠る冷凍チューブを手に入れたのは、レッドゴーストであることを確認し、さらに彼がドゥームボットを手に入れていることを知る。
    一連の事実からドクター・ドゥームに恨みを持つ人物、マダム・ルシアこそが事件の黒幕と考えたバッキー達は、危険を冒してドゥームの元へ向かう。
    だがその頃、レッドゴーストは支配下に置いたドゥームボットとともに国連ビルに向かっていた……

    バッキーの暗闘を描くシリーズ、最初のストーリーは彼と同じく冷凍保存されていたソビエトの兵士を軸に、未だに冷戦は終わっていないと信じる旧共産系ヴィランのレッドゴースト、そしてフューリーらによって傀儡としてラトベリアの大統領となりながら、彼らの予想を上回る悪辣さを発揮したマダム・ルシアが絡むお話。
    当然ながらドクター・ドゥームその人も登場するわけで、バッキーとドゥームとの初顔合わせが#3の見どころ。大使館の警備網をリード・リチャーズの新発明と超人的な技量で乗り切った、と思いきやドゥーム本人はやっぱり凄かった、という展開は順当かな。これで早くも、死んだはずのバッキーが生存していることがドゥームにばれてしまったわけだけど、その辺をどう処理するのかは今後の楽しみ。バッキーがドゥームにひとつ貸し、みたいな展開になるのか、どうか。

    WINTER SOLDIER #1

    自身の死を偽装し、表舞台から姿を消したバッキー・バーンズ。彼はブラックウィドウとともに、自分と同じく冷凍保存されていた三人のソビエト工作員の行方を追っていた。最近、彼らの起動コードが闇市場に流れたという情報があったのだ。
    そのうちの一人がすでに冷凍睡眠から目覚めていることを確認したバッキーは、元ソ連のエージェントから情報を聞き出し、A.I.M.から分離した一派R.A.I.D.なる組織のアジトに向かう。
    ソビエト工作員を収めた冷凍チューブが運ばれようとしているのを目にしたバッキーは、それを止めようと飛び出すが、そこに立ちふさがったのは、重機関砲を放つゴリラだった。
    一方、今回の黒幕であるレッドゴーストことイワン・クラコフと元ラトベリアの大統領であるマダム・ルシアは、解凍した工作員を使ってドクター・ドゥームを暗殺しようとしていた…


    一時期はスティーブの替わりにキャプテンアメリカの役割を担いながらも、その過去ゆえに自身の死を偽装し、影の世界へ戻ったバッキーの戦いを描く新シリーズ。
    アメコミヒーローというには地味なウィンターソルジャーの衣装を身にまとい、旧ソ連の遺産を追う展開は、スパイ映画のようであり、そこにマーベルユニバースの荒唐無稽ともいえる世界設定がうまく混じり合ってコミックができあがっているという印象。ブルベイカーはこういう、リアリティを絡めつつ既存のコミック世界に奥行きを与える立ち位置の作品が得意な人だと思う。

    CAPTAIN AMERICA #616-619

    シベリアの収容所に送られたバッキーは、ひとりの男性と出会う。彼の名はユーリ・ペトロヴィッチ。クリムゾンダイナモとして活動した4番目の人物である彼は、ソ連を抜け出そうとしてウィンターソルジャーに阻止された過去を持っていた。ユーリの指示で、バッキーは囚人たちの「闘技場」へと送り込まれる。
    闘技場でバッキーは熊と戦わされることになるが、これを退ける。彼はアレクセイという名の元KGB工作員と知り合い、自分の次の相手が、元チタニウムマンの一人、ボリス・ブルスキーであると教えられる。
    一方、ロシアへやってきたシャロンとナターシャは、ウィンターソルジャーが犯したとされる犯罪について調査する。デパートメントXの施設に侵入した二人は、バッキーが殺したとされる二人の民間人が、実際にはKGBの構成員だったことを突き止めたが、同じ記録を破壊するために送り込まれた兵士達に囲まれてしまう。彼らを倒した二人は、元KGBのコードネーム<レッドバーバリアン>ことロストフなる人物が全ての鍵を握っていると確信する。
    そしてスティーブは、ヘンリー・ガイリックとの面談中、彼を狙ったとおぼしきアーマーをまとった人物と戦っていた。ロシア語を話すその人物を撃退したスティーブはガイリックに、今回の一件について問う。
    ガイリックはセルゲイという人物から、ウィンターソルジャーについての資料を見せられたと話すが、セルゲイは既に殺されていた。
    ボリスと対峙したバッキーは彼の巨体から繰り出される攻撃に圧倒されるが、監視の手から投入れられた武器を手にして逆転する。しかしその対決がきっかけとなり、収容所で暴動が起こってしまう。混乱の中、ウルフスパイダーという収容所内のギャング組織の一員ニコに導かれたバッキーは、ロストフの手に落ちてしまう。
    ロストフの狙い、それはゼファイア計画という、洗脳によって潜在的スパイを作り出す計画のキーワードを手に入れることだった。それを手に入れれば、洗脳された民間人を自由に操ることが出来るのだ。
    全てを思い出したバッキーだったが、そんな彼を待っていたのは闘技場での戦いだった。しかし破壊光線を放つ相手ユニコーンの攻撃手段を利用し、バッキーは収容所からの脱出に成功する。彼はバッキーを救うために単独行動に出たナターシャと合流し、二人はヘリでシベリアを後にするのだった。

    サスペンス部分のじわじわと真相に迫っていく感じが楽しい。バッキー側では共産ヴィランたちが続々と登場して、こちらも楽しめる。しかしそれだけに、結末がちょっと拍子抜けかな。
    今回もそうなのだけど、ブルベイカーの作品を読んでいると、じっくり積み上げたドラマの部分と、クライマックスの活劇の部分とが上手く整合していないような印象を受けることがしばしばあるなあ。うーむ。

    CAPTAIN AMERICA #615.1

    Written by ED BRUBAKER
    Penciled by MITCH BREITWEISER

    バッキーの身柄がロシアへと送られた後、新たなキャプテンアメリカが登場した。デビッド・リックフォードという名の彼は、パワーブローカーなる人物によって訓練された兵士であり、強盗団との対決で華々しくデビューを飾る。
    しかし彼はA.I.Mによって拉致され、あわやモードックに改造されるかどうかのところをスティーブ・ロジャースによって救われる。二人は協力してA.I.Mの船を沈めたものの、スティーブはこれ以上キャップのコスチュームを身につけるべきでないとリックフォードに告げる。しかし彼は「善と悪の違いを知っている男」キャプテンアメリカを国民は求めていると語り、自分がマスクを脱いだとしても別の誰かがキャップとなるだろうことを示唆するのだった。

    バッキー逮捕からの一連の流れを受けた単発回。パワーブローカーは結局ニック・フューリーの変装であり、彼は現実をスティーブに突きつけてキャプテンアメリカに戻るよう促しているわけだけど、彼はSHIELD長官だったがゆえに、本来スティーブのいるべき場所を見通すことができるのだろう。
    結果的にスティーブがキャプテンアメリカに戻ることは既にアナウンスされているわけだけれど、今の心情からどういう経過を経てそれを決意するかが気になるところ。結局キャップを辞めているのはバッキーを死なせてしまう予知夢を実現させないためなわけで、そうすると嫌な予想が思い浮かぶけれど、どうなるかなあ。
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