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    THOR: FIRST THUNDER #4-5

    Written by BRYAN J.L. GLASS
    Penciled by TAN ENG HUAT

    トニー・スタークとの言い争いがきっかけで、中国国境へやってくることになったソー=ドナルド・ブレイク。人民軍の戦車に狙われた彼はソーへと変身し、これを難なく退ける。
    が、中国の超人、ラジオアクティブマンの力により、ブレイクはソーの隠された記憶、父オーディンの怒りを買い地上に追放されたことを知る。ラジオアクティブマンを倒したソーだったが、後日ブレイクの病院へ直接現れたロキの甘言にだまされ、人間たちに神々の偉大さを思い知らせるための行動に出るのだった。

    ファンタスティック・フォーやスパイダーマンといったヒーローたちを相手に、戦いを続けるソーとロキ。ジェーン・フォスターの叫びも届かず、ヒーローたちをたたき伏せたソーだったが、その心の中では自由を求めてドナルド・ブレイクがあがいていた。そしてそんな彼に聞こえた声こそ、ソーの父、オーディンのものだった。彼の導きによって、自分自身こそがオーディンの息子なのだという確信を持ったブレイクは、ソーの体の自由を取り戻すことに成功する。ロキを倒したソーはオーディンに赦され、アスガードの一員として再び迎え入れられるのだった。

    ソーがロキにだまされ誤った行動に出たところをドナルド・ブレイクが正す、というソーの物語の形としてはストレートな展開。それでも台詞や描写がしっかりしているおかげで印象は悪くない。ソーとブレイクというもともとのキャラクターの持つ対照性をうまく使っているからだろう。オリジン・リトールドとしていい出来だったなあというのが僕の感想。
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    THOR: FIRST THUNDER #2-3

    Written by BRYAN J.L. GLASS
    Penciled by TAN ENG HUAT

    ソーと体を共有したまま、ニューヨークへ戻ったドナルド・ブレイク。ソーは彼に、自分が理由もわからずアスガードを追放されたことを語る。
    そんな彼の前に、ソーの双子の兄弟、ロキが姿を現した。ソーに変身した彼の目の前で、ロキはブレイクの意中の女性、ジェーン・フォスターを人質にとる。行く先々で騒ぎを起こしながら逃走するロキと、ブレイクの言葉に従って巻き込まれた人々を救出しながらそれを追うソー。ようやくロキを捕らえたソーだったが、ジェーンは自分を救ってくれた彼に興味を抱く。彼女を救うようにソーに言葉をかけ続けたブレイクの思いなど知らぬまま……

    一介の占い師であったはずが、ロキによって力を与えられ超人的な力を得たサンドゥ。建物が瞬時に移動するという事件の調査に加わったソーは、サンドゥの強襲を受ける。その強力な催眠術に、膝を屈してしまうソーだったが、ブレイクの心をサンドゥが支配しようとしている隙を突き逆転、ムジョルニアをサンドゥの手に渡してしまうと見せかけ、その「ソーにしか手にすることのできない重さ」を利用して彼を捕らえることに成功する。
    一方で強大なサンドゥの存在は、世界中の様々な人々に影響を与えていた。チャールズ・エグゼビア、エリック・マグナス、そしてミスターファンタスティックやトニー・スタークに……

    ソーの始まりの物語、その第二回と第三回。#2ではソーのアークエネミーというべきロキが登場し、ソーの傲慢とすらいえる性格となんとか折り合いをつけようとするブレイク医師の苦労が描かれる。
    そして#3ではサンドゥによる大規模な破壊と、それに対するソー、そしてブレイクの奮闘。力と力がぶつかり合う豪快さと、強大な敵に知恵で対抗する機転といったポイントを押さえた描写が楽しい。ちらちらと他のヒーローたちも顔を見せ、ユニバースのつながりを強調している。
    THOR:THE MIGHTY AVENGERが現代風なアレンジも含めて楽しめるファンタジーなのに対して、こちらは直球のヒーローコミックといった印象を受けた。今のところ、どちらも楽しめているのでこのクオリティが続くことを期待。

    THOR THE MIGHTY AVENGER #5

    Written by ROGER LANGRIDGE
    Art by CHRIS SAMNEE

    夜明け前、サンダラーを駆るソーは、ジェーンをグレートバリアリーフへの旅へ誘う。そこで巨大なクジラにまたがった人間、ネイモアを見かけたソーは、冒険の匂いを感じて飛び出していく。ネイモアにあしらわれ、海中に沈んだソー。海中で巨大なタコに捕らえられたものの、仕方のない奴だと助けに向かったネイモアがそこへやってくる。しかしソーはネイモアの指示に従わず、タコの足を引きちぎって海中にその血をまき散らしてしまう。たちまち集まってくる巨大な魚たちからなんとか逃れたソーとネイモア。ふたりはジェーンの操るサンダラーに乗り込み、ネイモアが新しい住処へ導こうとしていた巨大クジラのもとへ。このままでは巨大クジラがフェリーにぶつかってしまう、そんな状況で、ソーはムジョルニアによる渾身の一撃を巨大クジラにぶつけ、その針路を変えることに成功する。
    ソーをどこかの王族であると見抜いたネイモアは、別れ際にソーに助言をする。王国から離れている今の時間を大切にせよ、そしてジェーンから学べ、と言われたソーはしかし、子ども扱いするなと聞く耳を持たないのだった。

    ネイモアとの遭遇編。前回手に入れたサンダラーが物語の舞台をぐっと広げているところがいいね。サンダラーに乗って空中を飛ぶジェーンの台詞「ピーターパンと一緒にいるウェンディみたい」は、このお話の本質を正しく表した言葉でもある。
    ネイモアはこの世界ではクールに見えて世話焼きの面もある、ソーとはまた違ったタイプの好青年として描かれている。ソーとの一番の違いは、自分の背負った重責を理解していることかな。
    そういえば今回、メキシコ湾での原油流出事故を暗示する言葉が出ていたけれど、テーマとして事件を大仰に扱うわけではなく、かといって現実への目配せを忘れてはいないこの距離感は僕にとってちょうどいい塩梅に感じられる。人によっては、それが日和見と感じられるかもしれないけどね。

    THOR THE MIGHTY AVENGER #4

    Written by ROGER LANGRIDGE
    Art by CHRIS SAMNEE

    アスガードへ至る虹の道への手がかりを探している最中に、親友であるアスガードの三戦士、ヴォルスタッグ、ホーガン、そしてファンドラルの三人の訪問を受けたソー。自分が父オーディンの手で地上へ送り込まれたことを知り、ショックを受けた彼を、三戦士は気晴らしの旅へ誘う。ジェーンを残し、三戦士と空飛ぶ山羊が引くそり『サンダラー』で旅立つソー。ところが三戦士のひとりヴォルスタッグが持っていた古い地図をあてにしたせいで、彼らは道に迷ってしまう。
    道を聞いてくるというソーに対し、彼に謙虚さ――オーディンはソーにそれを学ばせるために地上へ送り込んだ――が見られたことに喜ぶ三戦士。ところがソーは入った酒場で癇癪を起こしてしまう。その上、その酒場にはブライアン・ブラドック、キャプテン・ブリテンが飲みに来ていた。
    騒ぎを起こしたソーを外へ連れ出そうとするキャプテン・ブリテン。ソーは彼を殴り飛ばし、たちまち三戦士を交えた乱闘が始まってしまう。キャプテン・ブリテンを捕らえたところで騒ぎの原因を知ったホーガンとファンドラルは、キャプテン・ブリテンを下敷きにしていたヴォルスタッグを止めようとするが、怒り心頭に来たキャプテンは三戦士とソーにまとめて一撃をおみまいする。イギリスはいかなる侵略にも膝を屈しないと啖呵を切ったキャプテン・ブリテンはしかし、とうとう力尽きて倒れてしまうのだった。
    キャプテン・ブリテンを立派な戦士と認め、意識を取り戻した彼に許しを請うソー。そして彼らは友情を結ぶ。宴の後、三戦士はアスガードへ戻り、ソーの手にはサンダラーを呼び出すための角笛が残された。ジェーンの家に戻ったソーは、新しい友人ができたことを彼女に報告するのだった。

    今回のゲストはアスガードの三戦士、それにキャプテン・ブリテン(!)。ブライアンの友人たちはみな彼がキャプテン・ブリテンであることに気づいているが、それを隠しているつもりの本人のために気づかないふりをしている、という設定がおもしろい。なんとなくイギリス的な皮肉の効いた設定に思える。旧友と新しい友人という対比や、ジェーンが傍にいないソーはかなり短気な癇癪持ちだったり、今回も楽しませてもらった。しかし三戦士といいブライアンといい、このシリーズは本当にいい人ばかりで和むなあ。

    THOR: FIRST THUNDER #1

    Written by BRYAN J.L. GLASS
    Penciled by TAN ENG HUAT

    世界中を旅する医師、ドナルド・ブレイクはとある地で雨に降られ、洞窟の入り口で雨宿りすることに。そこで彼は、ジレンセン夫妻と知り合う。雨が止み、洞窟の外へと出た三人だったが、ジレンセンの触れた岩が突然動き出す。岩状の怪物を前に洞窟の奥へ逃げるブレイクは、その最奥で杖を拾う。それを彼が地面に叩きつけたとき、彼の体は雷神ソーへと変化した。ソーは立ちふさがる岩の怪物達を苦もなく叩き伏せ、彼らを追い返す。しかし彼が崖から今にも落ちそうなアネッテ・ジレンセンを目にしたとき、ソーの代わりにその心の中に封じ込められたブレイクがソーに語りかける。アネッテを見捨てようとするソーを説得し、ブレイクはもとの姿に戻って彼女を助け上げるのだった。

    雷神ソーのオリジンを語り直すミニシリーズの第1回。土星人に追われて逃げ込んだ洞窟で杖を見つけ、それを叩きつけることでドナルド・ブレイクがソーへと変身する、という大筋をなぞりながら、ブレイクとソーを完全に別人格とすることで最近のシリーズに合わせたアップデートも行われている。僕のお気に入りであるTHOR THE MIGHTY AVENGERとはまた違ったアプローチの仕方で、これはまたこれで楽しめそう。
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